セミリタイアやアーリーリタイア、FIREに興味のある方なら、
- 貯金がいくらあればセミリタイアできるのか?
- 貯金だけで足りない場合はどうしたらいい?
- おすすめの投資方法は?
などが気になると思います。
そこで今回は、セミリタイア目前の筆者が、FIREを目指す皆さんに必要な貯金額や、おすすめの投資についてお伝えします。
この記事を読むことで、セミリタイアに必要な貯金額がわかるので目標が明確になります。
おすすめの投資について知って実践すれば、より早くFIREに近づけます。
ぜひ最後までチェックしてください!
貯金だけでセミリタイアできるか?
できれば投資など面倒臭いことはせず、貯金だけでセミリタイアしたい、というのが多くの人の本音だと思います。
では一体、貯金がいくらあれば、セミリタイアやアーリーリタイアが可能になるのでしょうか?
まずは、以下の条件でシミュレーションしてみましょう。
結論、この条件の人であれば、貯金だけでアーリーリタイアできます。
つまり、今の貯金が500万円あり、今後も毎年140万円を貯金できる30歳の人であれば、あと24年でリタイア可能。
定年の65歳より10年ほど早く、仕事を辞められます。
計算は以下のとおりです。
ただ、65歳以降に貯金なしで年金だけで生活していくのは、かなり不安ですよね。
また、現在の貯金が少なかったり、毎年貯金できる額が少なかったりすれば、セミリタイアまでにもっと時間がかかります。
この記事を読んでいる方は、50代よりもっと早くにFIREしたい、老後も年金頼みでなく、お金に不安のない生活を送りたい、という方ではないでしょうか。
私も、支出を減らして貯金を増やすシミュレーションをすることで、45歳までにアーリーリタイアできる計算は出せましたが、もっと早くに仕事を辞めたいと思い、投資を始めました。
セミリタイアの近道になる投資とは?
セミリタイアを早めるために私が始めた投資は、以下のとおりです。
- 株式投資
- FX
- インデックス投資
- 不動産投資
株式投資とFXは、私には合わなかったのか、上手に稼げませんでした。
今、30歳の自分に出会ったとしたら、「インデックス投資」と「不動産投資」の2つを実施するように説得します。
おすすめの投資1:インデックス投資
私がおすすめする投資の1つ目は、インデックス投資です。
インデックス投資とは、簡単に言うと、特定の銘柄でなく市場全体に投資するということ。
インデックスには様々な種類がありますが、投資すべき先は米国株です。
アメリカは世界で一番経済が強い国だからです。
アメリカを代表する500社の株価指数と、日本を代表する225社の株価指数を比べると、その差は一目瞭然。
また、米国のGAFAM(Google、Amazon、facebook、Apple、Microsoft)の企業価値が、日本の東証一部(約2,170社)の企業価値を超えているというニュースも出ています。
参考:日本経済新聞
インデックスの1つに米国の「S&P500」という指数があります。
S&P500連動ファンドの株価推移は下図のとおり。
平均すると年率8.4%程度のペースで上昇しています。
引用:google
一方、日本の日経225の株価推移は下図のとおりです。
引用:google
インデックス投資の始め方
私は、米国株にインデックス投資することをおすすめしています。
では、どうやって米国に投資をするか?ですが、答えは簡単。
以下の手順を踏めばOKです。
今すぐにでも始めてください!
- SBI証券に口座開設する
- 投資信託にて毎月定額を自動積立購入する(購入すべきはeMAXIS Slim 米国株式(S&P500))
私は毎月20万円を積み立てています!
時代とともに経費率(手数料のようなもの)が安い投資信託も出てくるでしょう。
しかし、どれが最適かを調べるのはおすすめしません。
最適解を調べるのに使う時間を皆さんの時給で考えると、経費率の差なんて微々たるものだからです。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の経費率は0.12%なので、100万円投資しても1年間で1,200円。
仮に経費率0.10%のS&P500の商品が出たとしても、年200円の差にしかなりません。
それなら、どれを買うか考えている間に、不動産投資の勉強をしたほうが有益です。
皆さんの人生に大した影響を与えない、微々たることは無視していきましょう。
こういう考え方をエッセンシャル思考といいます。
『エッセンシャル思考』は一読の価値アリです。
積立投資を早く始めるべき理由
米国株へのインデックス投資を今すぐ始めることをおすすめしているのには、訳があります。
いつ買っても、長期的な目線で見れば儲かるからです。
下の図からわかるように、米国株の株価は上昇基調です。
リーマンショックやコロナショックなど、株価が下落することもありますが、数十年という長期で見ると、明らかな上昇を続けています。
長期的に株を保有する前提であれば儲かるので、それなら少しでも早く積立を始めた方がお得だよ、ということです。
再掲ですが、米国S&P500の株価推移は下図のとおりです。
引用:google
ドルコスト平均法
手順の②で、「毎月定額を自動積立購入する」と書きました。
毎月、自動で、定額買うことをドルコスト平均法といい、以下のメリットがあります。
・高値掴みのリスクを軽減できる
ドルコスト平均法
・投資初心者の人でも取り組みやすい
・投資家の感情を反映させないで済む
おすすめの投資2:不動産投資
私がおすすめする投資の2つ目は、不動産投資です。
不動産投資はハードルが高そう、自分には縁のない世界、と敬遠されている方も多いと思います。
しかし、不動産投資は大きなレバレッジ※を効かせられるので、ぜひ挑戦してほしいです。
※レバレッジとは、「てこ」の意味。
レバレッジが大きい=少ない投資金額で大きなリターンを期待できる、ということです。
不動産投資を始めるには、物件を買うための頭金を、ある程度貯めなければなりません。
しかも、それなりに勉強してから始めないと、大きな失敗をしてしまうかもしれません。
日々の貯金やインデックス投資でお金を貯めている間に、本を読むなどして不動産投資を勉強しておきましょう。
こちらの記事にある本を読めば、不動産投資が大体わかるようになります。
不動産投資のレバレッジの高さ
不動産投資が、インデックス投資と比べていかにレバレッジが大きいかは、以下の例からお分かりいただけると思います。
- S&P500のインデックス投資の場合
→500万円で利回り9%だと45万円の増加
- 不動産投資
→500万円を頭金にして4000万円で物件を購入し、利回り3%だとしても120万円の増加。
ここでは混乱を避けるため税金などは考慮せず、ざっくり計算ではありますが、不動産投資のリターンの大きさがよく分かります。
ちなみに、貯金では増額がほぼ0円。
ただお金を貯めているだけではもったいないです。
インデックス投資や不動産投資は、勉強の手間をかけてでも、実践する価値が大いにあります。
まとめ
- 貯金だけでセミリタイアするなら、54歳時点で3600万円以上が必要
- より早く、かつ、お金に不安なくリタイアしたいなら投資は必須
- おすすめの投資は、米国株へのインデックス投資と不動産投資
- 不動産投資は勉強が必要だが、レバレッジが大きいので挑戦の価値あり
資産は下記の式で表せます。
資産を増やすために大切な要素である【収入】と【支出】についても記事を書いていますので、まだの方はぜひチェックしてくださいね。
読んで実践すれば、1年後には貯金がしっかりできているはずです。
それではまた!
堅実リーマン
最新記事 by 堅実リーマン (全て見る)
- 不動産投資の勉強方法を解説!【99%の初心者がしていない最強の方法】 - 2022/11/03(木)
- 不動産投資で最初に買った物件は?体験談と失敗の考え方 - 2022/10/30(日)
- 中古ワンルームマンション投資は儲かる!【所有物件すべて収支公開】 - 2022/10/27(木)